社友のお便り

昨年７月、社友会ＨＰにてご報告した旧海外人事課の同窓会が、今年も更に発展して盛大に行われましたので、ご報告させて頂きます。

今から３５年前、丸紅人事部海外人事課で、一緒に仕事をして濃密な時間を共有した仲間達が、その後も有志で集まっていましたが、皆で集まりたいねとの声の下、一昨年ご案内したところ、１５名の参加を得て開催、昨年は更に２０名が集まりました。この手応えを確実にしようと幹事会を結成してメンバーの掘り起しを進めたところ、今年は２５名の方々の参加を得て４月６日に開催、一同大いに盛り上がりました。本年が事実上の正式な発会という事になり、会の名称、会則も定めました。会の名前は「ＭＫＪ８０」です。ＡＫＢ４８のパクリですが、意味は「丸紅海外人事１９８０年」です（メンバーの年齢を考えて４８より少し数字を多くしました）。会則では名称の他に会員、特別会員の資格、役員、総会、幹事会等を定めました。この会の特色は女性会員が圧倒的に多いことで、今回も２５名の参加者中１９名が女性ということで、美魔女軍団に圧倒されて、男性陣はタジタジながら嬉しそうでした。

場所は昨年同様、九段のスペイン料理隠れ家レストラン「ラクリ」で、本年は貸し切りにしてもらった上に時間無制限の飲み放題付き、食事とお酒と尽きぬ話題で、本当に楽しい時間を過ごしました。親の介護や急病という理由で、どうしても出席出来なくなった方が数名おられたのは、私達もそういう年代になったのだなあと妙に納得しました。今年は会則に従って他課から男女一名ずつ特別会員として参加して頂き、メンバーの厚みも増して充実した会になりそうです。

今年は桜の開花が早かったのでちょっと心配でしたが、４月６日は満開の最後の日に当たり、徒歩数分の千鳥ヶ淵のお花見を済ませて来られた方もいました。靖国通り沿いのレストランの窓からは、ライトアップされた満開の桜が幻想的に広がり、私達の集まりを祝福してくれているようでした。

私達が仕事をしていた３５年前は、日本全体も会社も若く活気に満ちており、その後に失われた２０年が来ることなど露ほども感じられませんでした。海外布陣も充実の一途で、１,２００人の駐在員、２,５００人の帯同家族、１万人の現地採用社員のお世話を平均年齢２０歳代の３０人程の課員で担当しました。駐在員の配置、人選、給与、フリンジベネフィットの企画立案、支給事務、戦争などの際の危機管理、医療、子女教育等の問題、現地社員の教育研修から出張精算事務まで仕事は山ほどありましたが、全員使命感に燃えて本当に一生懸命仕事をしていました。総合商社ならではの仕事の醍醐味が、時間的、肉体的なきつさも吹き飛ばしてくれたのかも知れません。

ここで鍛えられた面々は一騎当千の精鋭に育ち、卒業してからも各方面で活躍している方々が多く、本当に多士済々です。会則第２条「目的」は、「会員の親睦と相互援助」です。活躍する分野は異なっていても、同じ釜の飯を食った者の連帯感で、お互いに助け合って各自益々成長していくことを願っています。そしていつの日かこの人脈で、何か世の中のお役に立てることができたら良いなと夢想しています。

毎年３月下旬から４月上旬に総会を開催することに決めましたので、今回、都合で出席できなかった方々にも、来年はぜひ参加して貰いたいと思います。幹事会としては、それ以外にもどんどん分科会を開いて貰いたいとも思っています。社内結婚したカップルも多いので、配偶者の方を特別会員として強力に推薦する等、また幹事会で案を練ることとします。