各地区幹事よりのご挨拶

近影

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ジョン・フォード監督が一番気に入っていた場所で

ジョン・フォード監督が一番気に入っていた場所で

Ｓ４７年入社の川副です。今回、「社友会の手伝いをしないか」と声を掛けられた縁でお手伝いすることになりました。入社以来、前半は財経、後半は人事とずっと管理部門でしたが、途中の組合の経験も含め、多くの人と接し、沢山の方からご指導頂いたり、刺激を受けて楽しく会社生活を送らせて頂きました。

さて、何か投稿するような事はないかと振り返ってみて掲題のテーマにしました。米国会社駐在時の夏休みに家族でアリゾナ州フェニックスからコロラド州デンバーまで横断旅行をした時のことです。最初に訪れたグランドキャニオンも素晴らしかったのですが、西部劇ファンの私にとっては、次に訪れたモニュメントバレーの感激は格別でした。一般の観光客でも周回道路から見ることは出来るのですが、中には入れません。我が家はガイドツアーを申込み、その案内で各所を巡りました。専用の４ＷＤに乗り、先住民族の中でも恐らく最も古いナバホ族の遺跡（壁画）を見たり、当時の暮らしを再現したテントを見た後、ガイド曰く「ここがジョン・フォード監督が一番気に入っていた場所です」と案内された場所で撮った写真がこれ（写真右）です。

私達の子供だった頃、米国映画の定番と言えば西部劇、その中の巨匠と言われたのがジョン・フォード監督。映画によく出てくる景色がそこに広がっており、今にも幌馬車や騎兵隊が見え、その岩陰から先住民が駆け下りて来そうな気さえしてきました。「撮影１回につきXXドルです」と言うガイドの言葉に一瞬興ざめしてたじろぎましたが、こんなチャンスは２度とないと思いなおして、息子と一緒に岩の先に立ち、家内に撮影してもらいました。時代は変わり、西部劇を知らない人も多いと思いますが、私にとっては貴重な体験でした。