各地区幹事よりのご挨拶

この５月、前任の相崎賢一郎様の後任として、中部地区の幹事を仰せつかりました龍田です。一言ご挨拶を申し上げます。

最近の新聞・テレビ等のニュースを見るにつけ、政治の対応の不甲斐なさ、近隣諸国からの圧力にも的確にできない政府にいらいらとストレスが募るばかりの毎日です。本当に国を思う確固たる信念を持った首相の誕生を待ち望むこの頃です。このような折、石原慎太郎氏が東京都知事を辞任し、国政に参加する旨の記者会見を見て、なんとか新しい国創りの起爆剤になればと思う次第です。

一方、我が丸紅は着々と業績を上げ、ＳＧ－１２に沿って、順調に推移していることは頼もしいかぎりです。最近は特に丸紅のニュース・記事が載ったものを切り抜き、ファイルしながら、期待を含ませているこの頃です。

入社以来、名古屋支社繊維機械課を皮切りに、東京・ソウル・大阪・バングラディッシュ・加地テック出向と８回の引っ越しを経て、５年前に名古屋に戻って参りました。いろいろな経験ができましたが、その中でも、バングラディッシュは特に思い出の深い任地で、当時人口約１億２千万人（現在１億４千万人）、面積１４４，０００㎢の広さですがほとんど平地で、毎年ヒマラヤからの雪解け水で、洪水に見舞われる貧困な国でした。私が１９９１年４月に支店長として赴任した１週間後にサイクローンがチッタゴンを襲い、満潮時でもあったことも災いし、約３０万人の死者を出したといわれています。本当に、悲しい、痛ましい災害を目の当たりにし、悲嘆にくれる日々でした。丁度その時期、同国に対し、債務救済援助（Debt Relief Grant）の一環で丸紅が仲介していた救命ボートを約３００隻ダッカ近辺に預かっていて、引き渡しの許可が出ていなかった状況下、東京本社の大英断で、早急に鍵をバングラディッシュ側に手渡し、一人でも多くの人の命を助けるのに役立ててほしいとのご指示で、救命ボートを渡すことが出来たことが印象に残っています。

ところで、表題に掲げさせていただきました「アラ・古」はアラフォーをもじり、私が今年満７０歳の古希を迎えることから、自分勝手に新語として、採用したものです。３年前に現役仕事を終え、趣味の囲碁とゴルフを満喫している毎日です。囲碁の方は１年前に１級になってから、一向に昇級せず、心機一転　最近セミプロ棋士の指導を受け始め、１年後には初段を目指し奮戦中です。ゴルフはゴルフで、若い時のベストスコア（７７）の思い出だけ持っていて、最近は９５～１００程度の成績で、健康に回れるのが一番とあきらめと自己満足の日々です。

今後、この伝統ある社友会の発展の為に精一杯尽くし、益々充実したものにすべく、努力をして参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。