各地区幹事よりのご挨拶

久し振りの渡辺代表幹事からの電話で、社友会幹事の一人として手伝って貰いたいとの話に「私には荷が重すぎます」と腰が引けました。１９８０年代前半のアルジェリア以来親しくして頂いた渡辺さんからのお話であり結局引き受けることにしました。

４１年の丸紅人生では、会社は様々な社内外の人々との出会いと、そこから学び取る機会を私に与えてくれました。多部門を擁する海外店や名古屋支社を経験した巡り合せに依ります。昭和４３年に入社以来、業務、病気・休職、海外人事、フランス研修生、海外開発建設、ベルギー不動産、自動車部、ベルギー日産、自動車部、英国会社、ドイツ会社、機械総括部、名古屋支社と本社勤務は半分以下です。

1990年のブラッセル・モーターショーで日産のブースを訪れたアルベール2世ベルギー自工会名誉総裁（現・ベルギー国王）を出迎える

研修生２年目で日本企業向けに初のフランスのゴルフ場の仲介、１９８３年アルジェリアでの日産デイーゼルと日産自動車の大型成約、ベルギー日産社長の５年目の１９９１年に売上倍増で日本車トップのシェア、１９９６年英国会社社長時代、日本側座長として英国通産大臣が日本の一社だけを褒めた事をやんわり指摘し色白の大臣が顔を真っ赤にして謝罪し溜飲を下げたこと、丸紅建材リースで苦しいながらも仲間と共に良い結果を残せたこと等の他に思い出深いビジネスシーンは数多くあります。

入社半年で１０か月間の病欠で深い挫折感を味わっていた私が、その後多くの人々の支えと、幸運に恵まれたことで誇らしい丸紅人生を送れました。今は家族揃って仲良く健康で、Ｊ-Ｃｌｕｂのお蔭で丸紅の仲間と毎週テニスを楽しむことが出来ていることがこの上無く貴重に思えます。

幹事として社友会の会員の集いを豊かなものにするお手伝いが出来れば幸いです。